贅肉を落とすのに効果的な方法は、赤筋（遅筋）の量を増やすこと。筋肉はエネルギーをたくさん使う場所。
エネルギーをたくさん使う筋肉の量を増やせば、何もしなくてもカロリーを消費する基礎代謝量が増えて
贅肉を効率よくおとすことができるのだ。ビバ！筋肉！
女性は筋肉ムキムキになるのがイヤ！と思う人がいるかもしれないが、赤筋の量が増えてもムキムキ
にはならない。
ムキムキになるのは、白筋（速筋）を鍛えた場合で、「瞬発力の筋肉」と呼ばれる筋肉。この白筋の強さは
筋肉の大きさに比例するので、重量上げの選手のムキムキの腕や、スピードスケートの選手のムキムキの
脚についてるのが白筋である。
一方、赤筋は「持久力の筋肉」といわれ、持久力を必要とするマラソン選手が発達させているのがこの筋肉。
マラソン選手は、あれだけの距離を走れる持久力を持ちながら、無駄なくスリムな体型なのは赤筋のおかげ。
で、贅肉とおさらばするために鍛えていく筋肉がこの赤筋というわけだ。
赤筋を増やすためには筋トレ（無酸素運動）をすることが必要。
要するに、腹筋、背筋を鍛えるような運動であったり、バストをきゅっとあげたいなら
大胸筋に働きかけるエクササイズ、おしりをきゅっとあげたいならヒップアップに効く
エクササイズ・・・・等など、体の各部位へのアプローチができるエクササイズね。
こう書くと、「げっ、超面倒くさい。ムリ」って思うかもしれないけど、
やり方というか、アプローチ方法はたくさんある。
ジムに通ってがっつり筋トレするもよし、
ジムにはいかないけど、自宅でやる分にはそれなりに時間がとれるというなら
チョンダヨンさんのフィギュアロビクスをやるもよし（これ、結構効くよ）、
もっと軽目のじゃないと続かないというのであれば、
正しいフォームでラジオ体操第一をやるのもよし。
継続は力なり。
自分に合った方法で、楽しめる範囲でやれるのが一番。
そして、脂肪を燃焼させるには、ウォーキング、スロージョギング、エアロバイクなどの有酸素運動。
これも、スイミングに行って泳いでもいいし、近所の公園や土手でジョギングしてもいいし、
通勤途中に遠回りしたり一駅二駅分歩いてもいいし、休日にハイキングやトレッキングに
行ってもいい。とにかく、足を使って歩いたり、水の中で泳いだり歩いたりすることが大事。
無酸素運動をやってから有酸素運動っていうのが日常生活で難しいのであれば、
朝起きた後ストレッチとラジオ体操やって、通勤時ひとつ手前の駅で下りて歩くとか、
とにかく日常的にムリのない範囲で筋肉を刺激する運動と有酸素運動を取り入れることが大切。
たまにサボってもいいから、とにかく続けられるものを。
これが、基本中の基本。
ダイエット開始時はとかく気合が入ってるから、ハードなトレーニングや
高い目標を掲げがちだけど、続かなかったら意味がないので、
地味だけどラジオ体操だけとか、エクササイズが面倒というなら、ストレッチを
やるだけでも違うから、ストレッチだけから始めてもいい。
とにかく続けること。
短期間で結果を期待せず、のんびり楽しみながら続けて習慣にしてしまうこと。
これが、結局、贅肉を落とす一番の近道になるのだと私は思う。 |
