成長ホルモンは、その名のとおり人の成長に関わるホルモンの総称で、身長を伸ばすなど人間の成長を
促すこと、そして代謝をコントロールするホルモン。
成長期が終わり、年齢を重ねるに従って成長ホルモンの分泌量も少なくなってくる。身長の伸びがとまったり、
疲れやすくなったり、肌がたるむ、しわができるなど、肌の衰えがはじまったり、以前と食べる量がか
わってないのに、いつのまにかお腹に贅肉がついているなど、代謝の低下が目に見えてあられてくるようになる。
私も、肌の衰えやお腹の贅肉、記憶力の低下などは特にひしひしと感じていた。
けれど、この成長ホルモン、どんなに高齢でも大怪我をしたときには大量に分泌されるそうだ。ということは、
年齢を重ねると成長ホルモン自体の量が減るのではなく、分泌する能力が衰えるということ。
そしてこの成長ホルモンは、意図的にたくさん分泌させることができるのだ。
私のように体中の贅肉を落としたい人はもちろん、肌にハリを取り戻したり、白髪を減らしたり、
体年齢と見た目を実年齢よりも5歳も10歳も若く見せたい女性にとっては、成長ホルモンを意識して
分泌させないのはもう罪だといいたいくらいである。
私はこれを知ってから、日頃、成長ホルモン分泌を意識して生活するようになったのだが、それが功を奏した
のか、贅肉はコンスタントに減り、肌にハリがでてきたし、記憶力も多少回復した・・・と思う。
とにもかくにも、成長ホルモンをたくさん分泌させるよう意識して、贅肉をスムーズに落とし、きれいな肌と
ナイスバディを手に入れよう!
成長ホルモンが分泌されるタイミングというのが、
筋肉トレーニング後
睡眠中
である。
睡眠の章でも書いたけれど、眠りについてから30分程でやってくる深い眠り、ノンレム睡眠のときに一気に
分泌されるのだとか。
「成長ホルモンが分泌される時間帯は、午後22時から午前2時」といわれているが、「じゃ、昼夜逆転の生活を
している私の友人は?」とか、「日本と時差が2時間あるタイに住んでいる私の場合は?」などと、
若干疑問に思ったが、22時から午前2時という時間帯は、どうやら日本人の就寝時間から割り出した時間らしい。
成長ホルモンが分泌されるのは、眠りについてから約30分から1時間後くらい、または2―3時間くらいで
ピークに達するというのが体のリズムのようだ。要するに、しっかりと睡眠をとってれば間違いはない。
成長ホルモンを分泌させるにはちゃんと眠ることが重要だとして、睡眠中ともう一つ、成長ホルモンが
分泌されるタイミングが、
筋トレなどのエクササイズ後
だ。
筋トレ・加圧トレーニングなどによって壊れた筋肉繊維を修復させるために成長ホルモンが分泌されるのだ。
筋トレといっても、わざわざジムにいってマシーンを使うようなものではなくて、家で手軽にできるスクワット、
腹筋、ペットボトルを使って行う腕、肩、胸の運動などで十分効果的。
バストをアップさせたいから大胸筋、マイオカインを分泌させたいからスクワット、など、一部の筋肉だけを
鍛えるのではなく、月曜日は下半身の筋トレを3種類、火曜日は腹筋を3種類など、いろいろなエクササイズを
組み合わせて行うのが◎。
そして、成長ホルモンを効率的に分泌させるための筋トレのポイントは、
1. 一つ一つの動作をゆっくりやること(3―5秒くらい)
2. 回数は、メニューにより10―20回を1セットにして、3−5セット
3.セットとセットの間には、短い休憩を入れる(45秒以内)
4.呼吸を意識する(力を入れるときに息を吐き、戻すときに吸う)
戻すときに反動で戻したりすると効果がないので、ゆっくりと、
「くーーーーっ、来てる来てる、筋肉に来てるゾーーー」
と、感じながらやると効果的。なので、M体質の人のほうが効果が出やすいかな?(笑)。
でも、Sの人でも大丈夫です(笑)。わたくし、どちらかというとS体質ですが、結構筋トレ楽しんでます
(実は、隠れMだったのかしら・笑)
そして筋トレを行なった後、2−40分の有酸素運動をやって、脂肪を燃焼させるのだ。
これで贅肉撃退のスピードに拍車がかかること間違いなし!
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