では、太りやすい体質から太りにくい体質に変わることはあるのだろうか?
答えは、『ある!』だ。
何を隠そう、この私が、超太りやすい体質から、太りにくい(太りやすくない?)体質に変わったからである。
ダイエット→リバウンドを繰り返して基礎代謝量が極端に落ちこみ、人並みに食事をしただけでもぶくぶくと
太りやすい体質だった私だが、今は、朝、昼、晩としっかり食べ、なおかつたらふくお酒を飲んでも
太らなくなった。
その理由は、エクササイズで赤筋の量を増やして基礎代謝量が上がった、というのもあるが、
食事面での効果も大きい。
痩せるために必要な良質なエネルギーは、食事を通して体に供給することになる。この食事に何を選ぶか
によって、ダイエットの効果はかなり違ってくるのは当然といえば当然だ。
筋肉を作るにはタンパク質が必要だが、脳に良質のエネルギーを供給するのは炭水化物で、
これが代謝を上げる強い味方なのだ。「もうお腹がいっぱいだから、食べるのをやめていいよ」と
判断を下すのは脳である。
脳はブドウ糖がエネルギー源であり、この糖がきちんと供給されていれば脳は正常な働きをしてくれる。
けれど、ブドウ糖が不足すると、脳の働きが鈍くなり、おかしくなってしまう。つまり、太る必要はないのに
「太れ」と司令を出したり、もう十分食べているのに、「まだ足りないからもっと食べろ」と、体中に間違った
司令を出してしまう。
良質のエネルギーを体に供給し、脳を正常に働かせ、そして食べた自分にも満足感を与え、
毎日食べても飽きないスグレモノの食材がある。
それが、米。ご飯だ。
「あたしはパン党よ」という方もいらっちゃるだろうが、炭水化物といえば、パン、パスタ、芋類、うどん、
米などがあるが、なんといっても私がお薦めするのはご飯である。お米が、これら炭水化物の中でも
良質なデンプンなので、消化吸収率が非常に高く、すぐに力が出るし、その力が持続するのだ。
また、ゆっくり良く噛んで味わって食べると、いままで気付かなかったお米の甘味がわかるし、
満足感も得やすく、腹持ちがいいので食べ過ぎも防げる。
私は、ご飯をしっかり食べるようになったおかげで、着実に筋肉量を増やし、脂肪を燃焼しにくい体質から
脂肪燃焼しやすい体質に徐々にシフトしていくことができた。ビバ!ごはん!なのである。
ご飯は、太らない!
もちろん、食べ過ぎれば太る。余った糖質は脂肪に変化するからだ。
けれど、炭水化物は大切な
栄養素なのである。
大切なのは、ご飯を「食べ過ぎない」こと。
どれくらいの量が適量かというのは
人によって違うけれど、
私の場合はご飯茶碗に軽くもって1?1.5杯。
ちなみに、白米よりも玄米や雑穀のほうが好きだったりする。
あと、脂質はなるべく控えることも大切だ。炭水化物と脂質の組み合わせは太りやすい。
サラダにかけるドレッシングは、ボトルのままかけると大抵かけすぎてしまうので
(あれはかけすぎるようにできている)、スプーンなどに一度とってから少量かけるなど、
油を摂りすぎないように工夫したい。
とはいっても、脂質も大切な栄養素なので、全くシャットアウトするのはNG。
魚、くるみ、亜麻仁油(フラックスシードオイル)などに含まれるオメガ3脂肪酸系がおすすめ。
お米を中心に、和食中心のおかずをゆっくり味わって食べる食生活にすると、自然に食欲が抑えられ、
痩せていく。間食には果物がいいけれど(食後のデザートではない)、おやつに甘いものが食べたい
のであれば、ケーキやプリンなどの洋菓子ではなく、和菓子がいい。洋菓子だと、脂質をとりすぎてしまうので。
主食の炭水化物はごはん、おかずは煮物、おひたし、焼き魚、酢の物などの和食、おやつは和菓子。
エクササイズ、ごはん中心の食生活、たっぷり睡眠をとって、ストレスをためない生活をしていれば、
贅肉は自然と落ちていき、そして、リバウンドのない、太りにくい体になっていく。
これは、私自身が身をもって証明した事実なのだ。贅肉を落としたい場合は、パンや麺類などではなく、
ご飯を食べることをお薦めする。 |